シャープで高精度
シュネーベルガー・グループは、2023年に創業100周年を迎えます。この歴史的な節目は、会社の継続的な発展と全従業員のノウハウのおかげで祝うことができるものです。
1923年、ヴァルター・シュネーベルガー=グリュッターがドルフガッセ9番地に機械工場を設立し、同社は独自の道を歩み始めました。さっそく、彼は当時の従業員とともに、木工用フライス盤や包丁などを研磨できる最初の研磨機を発売しました。やがて、他の研磨機や木工機械も開発され、スイス国内で販売されるだけでなく、海外にも輸出されるようになりました。
これらの装置や機械がさまざまな国で大成功を収めた後、需要の高さから生産拠点となる土地を追加で購入する必要がありました。会社は成長し、1940年代に超硬工具が登場すると、シュネーベルガーは再び発明家精神を発揮するようになりました。これらの新しい工具の研削を可能にするために、彼らは予圧付与ローラーガイドを備えた独自の低摩擦スライドを設計し、これが非常に精密リニアガイドの始まりとなりました。
シュネーベルガーは企業として常に最高の精度を重視しており、1948年にこの革命的なリニアガイドを独立した製品ラインとして継続することにしました。そして、この事業分野だけでなく、グラフィック産業やガラス加工用の機械といった新製品の市場に投入も成功しました。それから30年を経て、1953年には会社を個人事業から同族持株会社に移行しました。
小さな機械工場が、長い年月を経て、グローバルに活躍する企業になったのです。1988年にはすでに、シュネーベルガー・グループは、研磨機部門、リニアテクノロジー部門、木工部門に合計約400人の従業員を擁していました。新たに設立されたJ. Schneeberger Maschinen AGが1989年に研磨機部門を引き継ぎ、SCHNEEBERGER AG Linear Technologyはリニアテクノロジーに完全に集中することができるようになりました。そして、現在1,400人の従業員が働くこのグループは、100周年以降も確実に続いていくことでしょう。